トレーディング手法

フェアトレードについて学ぶ

フェアトレードについて学ぶ
旅行で訪れたアラブ首長国連邦にて

フェアトレードについて学ぶ

潮崎さんは、一橋大学を卒業し同修士課程修了後、デロイトトーマツコンサルティングを経て、オウルズコンサルティンググループにてマネジャーを務め、今に至ります。コンサルタントとしては事業戦略立案などに加え、サステナビリティ・SDGs・人権関連のコンサルティングや政策立案、ルール形成戦略立案、人権デュー・ディリジェンス、NPO/NGO向けコンサルティングなどを多数担当。
フェアトレード・ラベル・ジャパンに対しては2018年から事業戦略立案等で継続的にプロボノ(無償支援)として連携してきた経緯があります。 フェアトレードについて学ぶ
F L Jの新しい顔である新事務局長に、対談形式でインタビューしました。

インタビュアー

― 大学、大学院時代に国際協力や国際開発を学ばれていたそうですが、国際協力の分野に興味をもったきっかけは何だったのですか。

潮崎さん(以下、敬称略):特に大きな出来事があったわけではないのですが、小さい時から正義感のようなものが強い方でした。
マザー・テレサの本などを読んだときに、生まれた国によって将来の選択肢が変わってしまうことを知り、それに対して怒りのような感情を抱いたのを覚えています。
そこから国際協力の分野で働きたいと思うようになりました。
小さい頃はそれに対して何をすればいいのかわからなかったのですが、大学進学を考えるときに、途上国で貧困がなぜ起きているのかを学ぶ“開発経済”という学問の存在を知り、それを学ぶことができる一橋大学への進学を決めました。

― 大学時代はどんな勉強、ご経験をされましたか。

潮崎:大学と大学院では主に経済学と開発経済を学んでいました。貧困はなぜ起きるのか、どうしたら改善できるのか、貧困に対してどういう施策が有効なのかを勉強しました。また、学生時代には開発途上国の現地に多く行った経験があります。
例えば大学4年生の時に訪れたインドではコルカタから電車やバスを乗り継いで6時間程の場所にある農村に1人で滞在しました。そこでは現地の農家の方々の“自分が作っている農作物への誇り”フェアトレードについて学ぶ を感じました。夕陽をバックに農作業に励む現地の方々のかっこいい姿が今でも目に焼き付いています。
国際協力の場では色々な支援の形があり、どれも必要なものではあるのですが、支援に依存してしまっている現場もあります。そこで、最終的には自立して自分の力で変えていけるように支援することが大事であると思うようになりました。
「自分で作ったもので自立して生活を立てていけるように途上国を支援する」ことに興味をもち、そのために農業生産性に関する研究なども学びました。他にもベトナム、フィリピン、カンボジアなどを訪れ、現地の方々にヒアリングを行ったり、現地企業を調査したりと現場の声を聞く経験をしました。社会に出てからは中東やアフリカにも足を運びました。

旅行で訪れたアラブ首長国連邦にて

大学在学中に訪れたインド農村にて

―大学院ご卒業後は、コンサルタントとして働かれていたそうですが、どんなお仕事をされていたのでしょうか。

― フェアトレード・ラベル・ジャパンとはどのような関わりがあったのですか。

潮崎:フェアトレード・ラベル・ジャパンに対しては、既存の事業の改善と新規事業立案について一緒に考えるという形で支援をさせていただいていました。
既存事業に関しては営業の見直し、業務の整理など。新規の事業に関しては、エシカルな商品を小売店等でまとめて売るような戦略を提案していました。
お店ではフェアトレード商品などが各売り場に点々と売られていることが多いと思うのですが、それをまとめるなどしてより多くの人の目に止まるように仕掛ける提案もしていました。

― フェアトレード・ラベル・ジャパンとはどのような関わりがあったのですか。

潮崎:フェアトレード・ラベル・ジャパンに対しては、既存の事業の改善と新規事業立案について一緒に考えるという形で支援をさせていただいていました。
既存事業に関しては営業の見直し、業務の整理など。新規の事業に関しては、エシカルな商品を小売店等でまとめて売るような戦略を提案していました。
お店ではフェアトレード商品などが各売り場に点々と売られていることが多いと思うのですが、それをまとめるなどしてより多くの人の目に止まるように仕掛ける提案もしていました。

― フェアトレードのどこに価値を感じるか、潮崎さんの考えを教えてください。

潮崎:フェアトレードは、開発途上国で起きている色々な問題の根本原因を解決する大きな仕組みであると思っています。 途上国の貧困問題や環境破壊の原因は様々ですが、その根本原因の一つが「取引価格が適正でないこと」だと思います。
例えば児童労働に関して言えば、現在世界の子どもの10人に1人が学校に行けずに働いているという現状があります。
家計の収入が足りておらず、人を雇用するお金もない農家の方々は人手不足を補うために子どもに手伝ってもらうしか術がないのです。生産を持続的に行っていけるだけの対価が十分に払われておらず、生活が成り立たないためやむを得ず子どもを働かせています。こういった適正でない“ビジネス”が問題の大きな原因であり、このビジネスを変え、取引価格を見直さない限りは、どんなに別のところで支援を続けていても本当の解決に繋がらないと考えます。
そういった意味で、開発途上国の方々に適正価格での取引を行っているフェアトレードは、まさに問題の大きな原因であるビジネスを変えることに寄与しており、フェアトレード製品を選ぶことは開発途上国の問題を解決するための一歩だと思います。

― 新事務局長として今後どんな挑戦をしていきたいですか。

潮崎:「点と点を結ぶような取り組み」をしていきたいと考えています。
フェアトレード製品やエシカル製品は日本でも少しずつ各団体・企業での取り組みが増えているものの、まだまだ小さな取り組みで消費者の目に留まるまでに至っていない状態です。各団体・企業ごとの取り組みを、点と点を結ぶように一緒にやっていくことで、例え一社にできる範囲が限られていたとしても、それが集まることで大きなインパクトを生むと考えています。企業間、団体間の競争を一旦置いておいて、“フェアトレード”という共通点で一丸となって消費者に知ってもらえるような取り組みを進めていきたいです。
また、消費者の方々に対してもフェアトレードのイメージを変えていきたいと思っています。フェアトレードに関して、「慈善活動としてボランティア的に買うもの」といったイメージがあるかもしれません。でもこれからはそうではなくて「おしゃれで美味しい、品質の良いもの」として知ってもらいたい。
無理して買うのではなく、おしゃれだから、美味しいからといったポジティブなものとして自発的に選択して買うものというイメージに変えていきたいと思っています。

― 5月はフェアトレード製品を扱う企業や団体、消費者が一丸となって参加する“フェアトレード月間”です。フェアトレード月間への意気込みをお願いします。

インタビューを終えて

潮崎さんの学生時代、コンサルタント時代のお話、フェアトレードに関するお話などをお聞きする中で、潮崎さんの「途上国の問題をどうにか解決したい」という真剣な思いが伝わってきました。
現地に訪れ、様々なご経験をされた中で抱いた“現地の方々への思い”が今の原動力に繋がっているようです。日本ではなかなか途上国の貧困問題について直接考える機会がなく、問題意識を持ちにくいですが、フェアトレードが世界の問題を知るためのきっかけになれば良いと思います。
潮崎さんは、日頃から私たちインターンの提案も真剣に聞いてくださり、活動に関してアドバイスをくださいます。今後も潮崎事務局長と共にフェアトレードをもっと広められるような活動をしていきたいです!
潮崎さん、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。

フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2022へ参加


イオンは、適正価格で商品を購入することで生産者の自立を支援しながらサステナブルな原料流通の実現を目指す貿易の仕組み「フェアトレード」の取り組みを2004年から※1継続的にすすめています。しかしながら日本では、フェアトレードの認知度は32.8%※2と、まだ十分とは言えない状況です。お客さまにもっとフェアトレードを理解していただくため、5月のフェアトレード月間に開催される、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン主催“フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン”にイオントップバリュとして参加し、トップバリュ商品を通じたさらなるフェアトレードへの理解促進に努めてまいります。

イオンは、フェアトレードチョコレートを2010年からトップバリュ商品として販売しています。2021年度には、国際フェアトレード認証を取得した紅茶2品目、国際フェアトレード認証と有機JAS認証を取得した紅茶を1品目、国際フェアトレード認証と有機JAS認証を取得したコーヒー7品目を発売するなど、さらに品揃えの幅を拡大しました。お客さまからは「手頃な値段で生産者の自立と環境保全に協力できる」「買物で普段利用するイオンで売っているから買ってみた」などのお声をいただいており、フェアトレードについて生産者とお客さまの橋渡しの一端を担わせていただいております。


【フェアトレード ミリオンアクションキャンペーンについて】
期間:2022年5月1日(日)から31日(火)まで
概要:買ったり、SNS投稿したりなど、7つの方法でキャンペーンにご参加できます。
➢キャンペーン詳細ページはこちらから https://fairtrade-campaign.com/
商品:全国のイオン、イオンスタイルなどで取り扱っています※3。
➢商品および取り扱い企業はこちらから https://onl.la/TaY7qwa


※1:2004年からフェアトレード・コーヒーをトップバリュ商品として発売開始。
※2:一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム発表資料より。(2019年10月31日)
※3:店舗により取扱いが異なります。

本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

名市大ESD研究会


フェアトレード班「フェアトレードについて考える」第1回講演会
日時:2008年7月2日(水)午後4時30分~6時
話者:吉橋宏幸さん(キーコーヒー株式会社経営企画部広報チームリーダー)
演題:「幻のコーヒー復活から30年~住民の絆が実を結ぶ」

フェアトレード班では、「フェアトレードについて考える」と題し、講演会やワー
クショップを開催してまいります。その第1回として去る7月2日、名市大山の畑
キャンパスにて、インドネシアでCSR事業を展開するキーコーヒーの吉橋宏幸さ
んをお招きし、インドネシア・トラジャ地方におけるコーヒー栽培・集買事業に
ついてお話していただきました(参加者45名)。

キーコーヒーは、インドネシアのスラウェシ島トラジャに直営農場を持ち、30年
以上にわたって地域と一体になった事業を展開しています。同企業のトラジャ・
コーヒーは昨年、環境や地域に配慮した農作物に与えられる「グッドインサイド
認証」を取得しました。

キーコーヒーは現段階ではいわゆる「フェアトレード」商品を扱っていません。
参加者からはフェアトレード商品を扱うつもりはないかとった質問があり、現在
はまだ研究中だと吉橋さんはお答えになりましたが、一方で事業の説明をきいた
ESD研メンバーからは「これはフェアトレードだ」とのコメントもありました。

フェアトレードについて考える出発点として、フェアトレード商品を扱っていな
い企業の方の話を聞くことによって、そもそも「フェア(公正)」とは何なのか、
考えるきっかけになったと思います。会場からは多くの質問が飛び交い、大いに
議論が盛り上がりました。
今後もフェアトレード班では、フェアトレードや社会貢献事業に関わっている実
務者を講師として招き、講演会を開催する予定です。開催予定についてはこのブ
ログや名古屋市立大学HPなどを通じてお知らせするつもりです。ご関心のある
方はぜひご参加ください。(福武慎太郎)
-->

シャプラニールのフェアトレード【ブックレット】|16071

603636196728be0863d49966 603636196728be0863d49966 603636196728be0863d49966 603636196728be0863d49966

シャプラニールのフェアトレード ークラフトリンク活動で得た笑顔ー シャプラニールのブックレットシリーズ No.11 文と写真/中森あゆみ 写真/吉村繁 ほか これまで長きに渡り取り組んできた、貧しい女性たちの笑顔を作るお買い物、フェアトレードの実践を紹介します。 ---------- ※発送方法※【ネコポス注文】と明記のある商品について 本ページの商品はヤマト運輸のサービス「ネコポス」にて発送のため、ご自宅の郵便受け投函にてお届けいたします。※郵便受けお届けのため、代引き(コレクト)/時間指定は承れません。一回のご注文で、本商品は3点までしか受付けができません。3点以上のご購入をお考えの方は、お問合せください。 ネコポス発送以外の商品と組み合わせてご注文の場合は、クロネコヤマト宅急便でのお届けになります。

経営学部の辻ゼミ生が神戸マルイでフェアトレードについて説明しました

フェアトレードについて説明する辻ゼミの中井涼介さんと上馬里奈さん(右) シサム工房とコラボして辻ゼミが作ったオリジナルのドリップバッグコーヒー第4弾 フェアスマイルの活動紹介チラシ

経営学部・辻幸恵教授のゼミ生(3年次生)2人が11月18日、神戸市中央区三宮町の神戸マルイでスタッフの皆さんに「フェアトレード」について説明しました。
ゼミでは、適正な価格で発展途上国の商品を購入することで、不利な条件で取り引きを強いられているアジアなどの国や地域の生産者を支援する「フェアトレード」について学び、実践する活動を展開しています。神戸マルイとは「2020若者のトレンドが分かる!研究パネル展」を共同で企画して8月に店内で開催しました。
神戸マルイでは、本学公認サークル「フェアスマイル」によるフェアトレードを推進するポスターを本学のPRポスターとともに今月20日~30日、3階イベントスペースに展示していただくことが決まっています。ただし、ポスター展示のみで今回、学生は不在です。展示担当スタッフの皆さんに「フェアスマイル」メンバーでもある中井涼介さんと上馬里奈さんがパワーポイントを使って支援の仕組みなどを紹介し、市販のフェアトレード商品も見てもらいました。
期間中、丸井グループのクレジットカード(エポスカード)の会員拡大キャンペーンがあり、新規加入者に、辻ゼミが京都市のフェアトレード商品を取り扱う「シサム工房」と共同で作ったオリジナルパッケージのドリップバッグコーヒー1個がプレゼントされます。ゼミではコーヒーとフェアスマイルの活動を紹介するチラシを詰めたパッケージ850袋を用意しました。
オリジナルパッケージのコーヒーは第4弾が完成しました。新しい図柄もポートアイランド第1キャンパスの風景です。左にB号館、右にC号館を配してモノトーンでデザインし、大学のロゴが入っています。同キャンパスD号館1階の書店「ブックカフェ ハオン」で買えます。1個150円(税込み)で、3個や5個のセットもあります。

ポートアイランドキャンパス

ポートアイランドキャンパス 〒650-8586
神戸市中央区港島1-1-3(KPC1)

有瀬キャンパス

有瀬キャンパス 〒651-2180
神戸市西区伊川谷町有瀬518

神戸三宮サテライト

神戸三宮サテライト 〒651-0096
神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸17F

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる